留学した「ひと」
「自分にとって、間違いなくプラスになったと思う」―留学をこう振り返るのは、昨年秋から約1年間カナダのトロント大学に留学した、教養学部4年の布施晴香さんだ。しかし、留学生活が平坦なわけではなかった。渡航から約2か月、「何かがプツリと切れてしまっ…
「切羽詰まって生きなくてもいいんだ、と思った」―留学生活を振り返ってこう語るのは、昨年秋から1年間、オーストラリア国立大学(キャンベラ)で勉強した法学部4年の駒井恵さんだ。留学を機に、生まれてから約20年間過ごしてきた日本を飛び出し、当たり前だ…
「自分の価値性を見つめなおすようになった」―留学生活をこう振り返るのは、カナダのブリティッシュコロンビア大学に1年間留学した、教養学部4年の藤田結さんだ。留学前は「自分は他の人たちと何も変わらないし、何も新しいものが生み出せない」と感じてしま…
「帰ってきてから、日本が息苦しく感じてしまう」―イギリス・サウサンプトン大学での1年間の留学を振り返ってこう微笑むのは、大谷恵彩さん(仮名・経済学部4年)だ。「解放感があった」というイギリスでの生活を懐かしむ大谷さん。しかし、留学当初はイギリ…
留学を経てどのような変化があったか、との質問に「基本的には、(日本から出て)アメリカかカナダに移民することにした」と語るのは、昨年秋から1年間、アメリカのワシントン大学に留学した教養学部4年の伊澤涼さんだ。留学前は「ゆるく公務員志望くらいだ…
「『人生立て直し留学』でした」―昨年秋から約1年間、イギリスのエクセター大学に留学した金山紅香さん(教養学部4年)は筆者の取材に対して、こう切り出した。 2015年に現役で東京大学に入学、進学振り分けでは難関である「教養学部超域文化学科表象文化論…
唐突だが、私たちにとっての「幸せ」とは何だろうか。お金をたくさん持っていること、美味しい食べ物を日常的に食べられること、夜になればふかふかのベッドでぐっすりと眠れること。しかし果たして、それらは「幸せ」の必要条件なのだろうか―フィリピン大学…
「今はあるがままの自分を出せるようになった」―留学前後の心境の変化についてこう語るのは、昨年秋からダラム大学(イギリス)に1年間留学した小田碩規さん(文学部社会学科4年)だ。「あるがままの自分」を人に見せることがなかったという留学前。異国の地…